何の為に走る?健康の為だけか?

ランニングと健康についてあれこれ整理してました。
なぜか?
僕の場合も理由のひとつでしたが、途中からは全く変わっています。
おそらく多くのランナーがそうだと思いますが、健康の為よりもむしろ、速く走りたい、自分のパフォーマンスを上げたいというのが一番だと思います。人間って必ずそう思うのですね。努力、結果、成長、さらに努力、さらに成長というのがマラソンが継続しているモチベーションの多くを占めているのだと思います。


しかし健康との関係に関心をよせてみるとー
主な情報を簡単にまとめて上げてみます。


ジョギング習慣のある方は、ない方より3年程度寿命が長い。
しかしある程度の年齢になると、速過ぎる速度(時速12km以上)で長い距離(週32km以上)を走る習慣のある方は運動不足の方と死亡リスクは変わらないということ、距離、速度ともにそれ以下のゆるいジョギング習慣が心臓、血管系疾患で死亡するリスクを減らすということ。
つまりトライアスロンに熱中してガンガン、ラントレーニングをしていることは必ずしも寿命を延ばしているわけではない、逆に心臓血管系に負担をかけていることもあるということ。しかし僕を含め多くの方はそんなことあまり気にしていないでしょう。


しかし、脂肪燃焼、代謝系(糖尿病予防、リスク軽減や脂質異常など)には良い影響、効果があるのは確かである。


また、ランニングやバイクでの有酸素持久トレーニングは骨格筋の代謝能力が上がるということが、DNAのメチル化という遺伝子レベルでもわかってきています。
その他、トレーニング中は脳内ホルモン(セロトニン、エンドルフィン、ドーパミン)の分泌が増え、多幸感、高揚感などが感じられ、ストレス発散や満足感などをえられます。
神経幹細胞などの増殖能も上昇しボケ防止、記憶力アップなどいい影響もかなり多い。


さらに、また長時間のゆるい有酸素運動では免疫能がアップしたり体の末端の毛細血管が増え、血行が促進され、冷え性改善、肩こり予防、代謝促進、肌の老化予防などいろいろないい効果もあります。またトレーニングによる程よい疲れで、良質な睡眠がとれることもかなりいい影響となります。


ただ、先ほどもあげたとおり、あまりこんなこと考えずにトレーニングしていますが、トレーニングしすぎると活性酸素が増え細胞には非常に良くなく、やりすぎによる免疫能低下、外では長時間紫外線にあたり、道路脇では排ガスやタイヤ塵、黄砂、PM2.5など大量に吸い込んでいます。


ランニング、バイクのトレーニングには長所、短所がいろいろありますが、程度の差がありなかなか健康の為、長生きの為だけに焦点をしぼると難しくなります。
でも、やはりスポーツ、ランニングを継続して行っている理由の多くは
自分の能力のアップや友人またはライバルとの競争、仲間とのコミニュケーション、日々の日課的なトレーニング、など、人間社会の中での実に人間的な欲求を満たす目的が多いと感じます。つまり生活の質、人間が生きていくためだけに行っているのではなく、脳、精神を満たすために行っているんだなーと感じます。
特に中年以降はどんなスポーツでもそうかなーと感じます。




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