中級アスリートトレーニング各論スイム 具体的なトレーニングメニュー1

具体的なトレーニングメニューについてですが、多くが個人的な考えなので参考までに


トライアスロンのスイム、つまりウエットを着たOWSとプールでの競泳の違いをあげてみます。


ウエットでお尻、脚が浮くつまり体が沈まない、恐怖心がなくなる。
水がきれいだと気持ちいい
何秒とか、コンマ何秒とかを争うシビアなレースではないので比較的楽


全体的なスピードやペースはプールより遅くなることが多い
ウエットで抵抗が増す。袖口などから水が入ってくる。少し肩まわりが動かしにくい。
長袖の場合、ストロークは浮力分だけ余計に腕はつかれる。バタ足もかなりウエットの浮力があるので疲れる。
前が見えない事が多い、真っ直ぐ泳ぎにくい。
ヘッドアップでスピード激減、疲労アップ。
基本的に長距離。
足が付かない。
バトルがある。
シーズン初めは水が冷たい


とまあプールの競泳に比べ辛いことばかりです。
それに対応したトレーニングを考えますが泳力という点では基本的に同じです。


特に、プールでの飛び込みやターンは省いてもいいでしょう。僕も、もうクイックターンはほとんどしていないので200くらいしかもちません。クイックターンをすると心肺的に苦しくなります、なさけない。


トレーニングの基本はタイム束縛です。アップからプルやキックなどすべてインターバルで行います。インターバルもレスト一定のインターバルではなくて、サークル形式、スタートからスタートまでの時間が一定のインターバルです。
水泳は慣れてくると、強度を落とすと疲れていても泳げてしまうので、単に距離だけ泳いでしまう練習になりがちで、あまりパフォーマンスアップにつながりません。自分でも体験済みです。
フォーミングだけ行うよりも少し強度を下げたインターバルにしましょう。ゆっくり泳いだフォーミングはゆっくり泳ぐときしか体が動きません。疲れてくるともとにもどります。
何か自分のランについて自分に言い聞かせているみたいになってます。


普段の泳ぎの中で毎回フォームを意識する方が効率的です。


極めて個人的な内容ですが、ご参考までに


では具体的に
アップについて
水に入る前に柔軟、筋の屈伸などひととおりします。時間に余裕がありジャグジーなどあれば、つかって体を温めます。血管が拡張し、動きやすくなります。


距離は500、1000、1500くらいで500以上はしましょう。
   500を2本、3本でもいいですね。
アップも一応タイムを気にしましょう
アップは一応持ちタイム、ベストタイムの20%増しくらいには納めましょう
500を10分で泳げるなら12分以内で、1500を30分で泳げるなら36分いないでもどってくるようにしましょう。
500を2本3本するときも最長でそのタイムのサークル(20%増し)以内にしましょう。
アップなので初めはゆっくり、フォーミングなど意識して、心肺、筋活動が落ち着くまで、体が軽くなり調子が出てきたら徐々に強度、スピードをあげていきましょう。
なるべく呼吸は両側で練習しましょう。トライアスロンは左回り、右回り、太陽の位置、波の向きなど様々ですから、両側で対応できるようにしておきましょう。
2本3本するときは1本目より上げて、2本目よりあげるようにしましょう。
もう一つ大事なのは、泳ぎ始めはきついですが止まらずに長い距離を泳ぎ切ることです、レースでのスタート直後、序盤のしんどさを克服するトレーニングも兼ねています。
 




























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